aullyの読書日記 このページをアンテナに追加

2005-11-235000円札

[](014)にごりえ・たけくらべ 01:44

にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)

にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)


お茶飲み部屋で5000円札の話なんてしたのが運のツキ。「たけくらべ」すら読んだことない、と友達に小声で白状したのを先生のお耳に入り「今夜中に読みなさい」との事。で、購入して今までどれだけ経ったことやら。

とにかく難解。文体が難解なのが第一と、ストーリー展開が複雑。構成が入り組んでる。むつかしかった。

難解な上に読んで日が経ってるもんだからうろ覚えながらストーリーでも書いとく。

「われから」なんかは今年の学会テーマにした人もいる作品なのにいい加減なこと書くよ。関係者は以下ぜーーーーーーーったいに読んではいけません!!




「にごりえ」

お力という女が妻子ある男、源七とあーだこーだなってる話。源七はお力の事があってすっからかん仕事もしない。お力も源七のことが気になってはいる。最後では源七がなげやりなことを言って妻は子を連れて出て行く。クライマックスで源七はお力を殺して自分も死ぬのかな?かな?

源七の息子の太吉が可愛い。


十三夜」

お関が夫である原田の仕打ちに耐えかねて家を出る。原田との結婚は両親から見ても世間から見ても「出世」と言えるものだったが、夫に下にも置かない扱いを受けていたのは始めのうちだけでいじめ抜かれて過ごしていた。結局本人から夫の元に戻ることを決意する。帰りの車夫が録之助という昔の知り合いだった。彼はお関が嫁入りの噂を聞いたときから身上を潰したとか。余情たっぷりに話は閉じられている。てか言いさしで終わる話が多い。


たけくらべ

美登利と信如のほのかな恋物語?子供時代最後のひと時、という感じ。意地の張り合い。通じ合わない心。信如のほうはそもそも恋心に気づいているんだか、そもそも恋心があるんだかもはっきり語られない。熟読したら分かるんだろうけど。こんなもんをあーだこーだ言うほどの肝っ玉はありません。いいとも悪いとも。単純に話が見えないままだった。むつかし。


「大つごもり」

これはわりと好きかも。お峯という孝行娘がいて親代わりの伯父の家のために奉公先のお金を取ってくる、という話。奉公先の家のドラ息子の隠れた一面にドキっとした。ホレかけた。


「ゆく雲」

田舎の大地主の養子として農家の家から引き取られ育てられた桂次。勉学のために東京に下宿している。桂次はその下宿屋の家の継子であるお縫に心を寄せる。田舎には許婚がいるものの、それが嫌な桂次はお縫にしつこく言い寄る。しかし結婚してからはさっぱり、って感じだったかしら?


「うつせみ」



「われから」



「わかれ道」