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     100冊読書 Ayalist版  年間100冊目指して、本の感想
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       読書記録(2000年〜現在) → 読書記録〈作家別索引〉

2005-06-27

『しっぽの国のビビビ』 08:56

053(絵本) 加藤タカ『しっぽの国のビビビ』(文渓堂)

この人の絵は大好きなんだけど、色遣いは昔の方がいいかなあ。デジタルになってからはピンク系がカラフルすぎる感じ。その点今回は夜のお話なので、色合いが落ち着いていて良かった。お話もカワイイし、文字の配列もただの横書きじゃなく弧を描いたりしてる部分がリズミカル。

『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』 08:56

052(小説) 江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(集英社文庫)

うわあ、参ったなあ、物語と自分の周波数が妙に合ってしまって。今の自分はまさに「安全でも適切でもない」不安定な状態なんだなあと、認識(って別に不倫とかしているわけじゃありませんが(笑))。

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2005-06-24

『月読』 18:22

051(小説) 太田忠司『月読』(文藝春秋)

「月読」「月導」この設定がとにもかくにも素晴しい!(ほれぼれ)。終盤は本格ミステリ・マスターズらしく「おおっ、そう来たか」と身を乗り出す場面も。でも一番心に残ったのは克己の炯子、二人のシーンかな。大胆で無謀、まっすぐで痛々しい、なぜだか私の大好きな『僕の殺人』を彷佛とさせた。太田さんにはぜひぜひジュブナイルを書いていただきたいっ。

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2005-06-20

『となり町戦争』 19:55

050(小説) 三崎亜記『となり町戦争』(集英社)

印象を一言でいうと「さらさらさら」、でも水のさらさらではなく砂のさらさら、肌にザラつきが残る感じか。戦争を事業として扱う感覚は、以前別な本で体感したことがあったので、目新しさは感じなかったが、お役所仕事の細かい描写や時折挟み込まれる書類が奇妙にリアル。終章における主任の扱いは、ちょっと納得いかなかったな。一番不気味だったのは、戦争相手の固有名詞が最後まで出てこなかったこと。「となり」って名前の町なのか?(いや違うと思うぞ)

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2005-06-16

『名探偵 木更津悠也』 19:26

049(小説) 麻耶雄嵩『名探偵 木更津悠也』(カッパ・ノベルス)

4つの短篇の中では「禁区」がお気に入り。文章が不親切で、込み入った物語を理解するのに少々骨が折れたが、ラストで意外な絵が浮んできて、わーそういうお話なら好きだぞ私(誤読かもしれないが)。白幽霊が効いている。北見隆さんの装幀はすごくいい。

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2005-06-14

『エミリー』 09:39

048(小説) 嶽本野ばら『エミリー』嶽本野ばら(集英社文庫)

表題作を夕方台所で読んでいたら、すっかり打ちのめされてしまって、その晩のおかずがめっきり質素になってしまったという(笑)。でも、どん底にあっても心の拠り所を見つけて必死に生き抜いていく、諦めでもなく憎しみでもない、その心の前向きな強靱さに感動。とぼけた「コルセット」も好きだなあ。綿矢りささんの解説も、適切ですごくいい。

『パズラー』 09:39

047(小説) 西澤保彦『パズラー』(集英社)

レベル高っ!まさしく“論理のアクロバット”、心ゆくまで堪能した。悪意に満ちた登場人物たちも、私はけっこう好き。さらに特筆すべきは、文章の技巧の高さ。「贋作「退職刑事」」はもちろんのこと、文章も人物造形も海外ものの翻訳としか思えない「卵が割れた後で」に感心しきり。いやこれは「技」というより「愛の深さ」だなきっと。大好きな作品を自らの血となり肉となるまで精読する著者の姿が見えるようだ。

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2005-06-04

『センセイの鞄』 07:39

046(小説) 川上弘美『センセイの鞄』(文春文庫)

この人の書くものは、品があっていいなあ。最後の二章の展開にびっくり。ドラマもぜひ観てみたいぞ。

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2005-06-01

『闇のなかの赤い馬』 02:49

045(小説) 竹本健治『闇のなかの赤い馬』(講談社ミステリーランド)

血塗られた馬が猛り狂って向かってくるシーンがものすごく印象的。この恐怖の煽り方といい、作品全体に漂うそこはかとない透明感といい、綾辻さんの囁きシリーズを彷佛とさせる。やはり綾辻さんと竹本さん、共通する部分が多いんだなあ。短い物語の中できっちり伏線を回収して意外な真相を導きだしているのも良かった。

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