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     100冊読書 Ayalist版  年間100冊目指して、本の感想
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       読書記録(2000年〜現在) → 読書記録〈作家別索引〉

2006-03-27

『チルドレン』 22:59

021(小説)伊坂幸太郎『チルドレン』(講談社)

犬も歩けば伏線に当たる、こういう話は大好きっす。一篇一篇に「あっ、そうだったのか!」って趣向が必ずあったのも良かったな。伊坂作品って、犯罪を軽々しくスタイリッシュに描いてるような気がして乗れないこともあったんだけど、外国人や障害者など偏見にさらされがちな人々に対するものすごーくフラットな視点は、素晴らしいなあ。

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2006-03-26

『幽霊城』 22:55

020(写真集)サイモン・マースデン『幽霊城』(河出書房新社)

モノクロの赤外線写真は粒子が荒く、文章も建築に関する話は全くなし。いわば“格調高い心霊スポット巡り”、思いっきりオカルトなんだけど、妙に説得力あるんだよなこれが。幽閉、拷問、虐殺、忌わしい歴史に彩られ、何百年も同じ場所にたたずむ城館に、今なお住んでる人がいたりして。木と紙で家を作る日本とは異なる、ヨーロッパの石の家ならではの物語をひしひしと感じた。

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2006-03-24

『昔の子どもたち』 13:45

019(絵本)安野光雅『昔の子どもたち』(日本放送出版協会)

安野さんの子ども時代が絵と文で細かく綴られているのだが、手書きの文章に味があって(漢字が旧字体)、「あんのくんの絵日記に先生がコメントを付けている」という設定になっているのが面白かったな。それにしても、なんと時代の変わったことか。

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2006-03-23

『七つの黒い夢』 00:12

018(小説)『七つの黒い夢』(新潮文庫)

どうしてこういう設定を思いつくんだろうの乙一さん、視覚と聴覚に訴えかけてくる恩田さんのホラー、意外にミステリしていた桜坂さんの作品が特に印象に残った。

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2006-03-20

『I.TOON CAFE』 15:38

017『I.TOON CAFE 伊藤有壱アニメーションの世界』(プチグラパブリッシング)

ニャッキの作者は、ポン・デ・ライオンから平井堅の「キミはともだち」MVまで、いろーんな仕事を手掛けている才能豊かな方だったんだなあ。付録のDVDには、ニャッキ以外のありとあらゆる作品(CMやMVや)が収録されていて、見ごたえ満点。

『向日葵の咲かない夏』 15:38

016(小説)道尾秀介『向日葵の咲かない夏』(新潮社)

うーむ、惜しいっ。二転三転する展開には説得力があったし、読み返してみるとたしかにフェアに書いてあるし(このプロローグとエピローグはいいなあ)。でも、本筋の部分で「あっち立てればこっちが立たず」な印象が拭えず、すっきり納得できなかったのよね。描写の端々に作者独特の色合いが感じられて、それはすごく好みだったな。

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2006-03-15

『交換殺人には向かない夜』 17:56

015(小説)東川篤哉『交換殺人には向かない夜』(カッパノベルス)

ぶわっはっは、だまされたー。独特のユーモアもドタバタも、だいぶ熟れてきて読みやすかった。伏線の使い方が上手いし、犯人の心情と行動にも充分納得させられたし(なるほどあれだけ重なれば)。でも、あの人は何でいちいち××××の?(笑)

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2006-03-13

『夢十夜』 23:29

014(画文集)夏目漱石/金井田英津子『夢十夜』(パロル舎)

明治の文豪を讃えるのも今さらだが、文章完璧、無駄なフレーズが一つもない(感動)。なので挿絵なんかなくてもいいわけだが、文庫にしたら二十数ページの物語をゆったり一冊の本として愉しむのも、これまた贅沢でいいものだ。金井田さんの版画も、不気味さと滑稽さが同居していて味わい深い。

『模倣犯』 23:29

013(小説)宮部みゆき『模倣犯(上・下)』(小学館)

登場人物たちの叫びがとにかく辛くてしんどくて、でも読むのを止められなくて。相変わらず宮部さんは少年や爺さんをカッコよく描くなあ。賢そうに見えて実は稚拙で杜撰な犯人、劇場型の犯罪‥読みながら私は、規模は違えど、ネット上での「荒らし」「祭り」と称される現象を連想した。他人を言葉で傷つけて悦に入る馬鹿、リンクを辿ってほいほい見に行く馬鹿、自分にもさもしい部分があるからこそ、物語が傷口に塗り付けられた塩のごとく染みるんだなあきっと。

 

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