kunimiyaの読書日記

2006-04-27

[]テアイテトス

プラトン全集〈2〉クラテュロス・テアイテトス

プラトン全集〈2〉クラテュロス・テアイテトス

結局読み終わるのに6日かかったorz・・・。長い戦いだった。だが、それに見合うだけの大きな知識を得たと思う。

「テアイテトス」は、「知識」の定義についての対話編である。登場人物は、ソクラテス数学者テオドロス、若者テアイテトスの3人である。ソクラテスは、問答によって相手の思索を助けるという例の「産婆術」を用いて、テアイテトスの「知識」の定義に関する思索を良い方向に導こうとする。

「テアイテトス」では、知識の定義として、3点の仮説が登場する。すなわち、

  1. 知識とは感覚である。
  2. 知識とは思いなしである。
  3. 知識とは思いなしに言論を加えたものである。

の3点である。これらの定義について、ソクラテスは様々な問答を持って、その正当性を検証していく。

結局これらの定義は全て否定され、知識の定義についての結論は出てこない。だが、知識について考えるときにこれらの反論は有効な判断材料となるに違いない。私の専攻である図書館情報学では、知識や情報の定義について研究している学者もいるので、もしかしたら「テアイテトス」で読んだこれらの論議を活用するときがあるかもしれない。

[]ウェブ進化論

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

もう1ヶ月前に買ったものをようやく読み始める。大学院生に借りた本も読まないとなあ・・・。

[]ルール拡張

このペースでは年間100冊を達成できそうにないので、ルールを拡張します。「大学講義で用いた教科書もカウントする」というルールを追加します。ただし、本当に全部読み通した場合のみとします。

これでいけば、年間10冊ぐらいは稼げるだろう。おまけに授業内容も頭に入るようになるわけだから。

とりあえず、今用いている教科書を後で「開始」カテゴリで紹介しておきます。

MahaliaMahalia2011/08/16 15:34IJWTS wow! Why can't I think of tinhgs like that?

jpasdbpljpasdbpl2011/08/18 01:50JvyTx3 , [url=http://lzkehqrqwjqt.com/]lzkehqrqwjqt[/url], [link=http://stwhdhylvfbc.com/]stwhdhylvfbc[/link], http://xciormveiokh.com/

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2006-04-20

[]長くかかるかも・・・。

カンバセイション・ピース (新潮文庫)

カンバセイション・ピース (新潮文庫)

カンバセイション・ピースが読み終わらない。というか、面白すぎて、3日で読むには惜しすぎる。保坂和志のゆったりとして、かつ思索的な作品のスタイルに合わせて、ゆっくりと読んでいこうかと思う。なので、先に他の本を読みはじめよう。

[]テアイトス

プラトン全集〈2〉クラテュロス・テアイテトス

プラトン全集〈2〉クラテュロス・テアイテトス

哲学講義担当されているY先生にすすめられたので読んでみることにする。結構ボリュームがあるので、これも3日では終わらないか・・・?今のところは五分の一程度まで読んだ。

2006-04-17

[]カンバセイション・ピースが面白すぎる

だいたい四分の一ぐらいまで読んだ。野球の観戦のシーンを過ぎたあたり。あまりにも面白すぎて、尊敬する人物の脳内リスト保坂和志を追加してしまった。はじめのあたりに、主人公子供の頃、現在住んでいる家の居間でもう亡くなっている叔父と叔母がくつろいでいる光景が回想(とみていいのか?)として描写されているところがあるのだけれど、現実の描写から入っていく様子がものすごく滑らかで、保坂和志の文章力に感服した。よく映画で現実の風景に同じ位置の過去風景が被さるような演出があるけど、そういうような描写が小説でもできるんだということにも驚きを感じた。と同時に、そういう描写のできない自分のさっきまでの小説イメージがあまりに不自由であることに気づいた。自分は本質的な「小説の自由」をまだ思い描けないんだなあ、と考えさせられた。まあともかく、カンバセイション・ピースは面白い。

カンバセイション・ピース (新潮文庫)

カンバセイション・ピース (新潮文庫)

2006-04-15

[]「憂鬱プログラマーのためのオブジェクト指向開発講座」

憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座 (DDJ Selection)

憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座 (DDJ Selection)

結局4月14日までかかってしまった・・・。(2日オーバー)12日には全体の5分の4は読み終えていたのだが、その後は本を読む時間がとれず延び延びになった。

内容は非常に面白かった。オブジェクト指向について明晰に解説してくれている。私はこの本を読み始めの頃に、『詳説C++』を同時に読んでいたのだが、多態性などのC++仕様の難しい部分の解説なども、オブジェクト指向を下敷きにして読むとスムーズに理解できた。C++学習者は先にこの本を読んだほうが良いかも。

ただ、オブジェクト図がUMLでないのはマイナスかもしれない。まあ、それはまた別の書籍学習すればいいだけの話だが。

次はC++の実践を学ぼうと思って、図書館から『C++実践プログラミング』を借りてきた。まあ、いつ読み始めるかは未定だが ^^);;

[]「BLAME! 1巻」

BLAME!(1) (アフタヌーンKC)

BLAME!(1) (アフタヌーンKC)

2日の遅れがでているということで、その場しのぎにマンガを1冊。

BLAME!」は私の愛読しているSFマンガなのだが、色々な点で特異な作品。まず舞台太陽系をも飲み込んだ巨大な塔で、そこには塔を建設する機械や珪素でできた人型の生物珪素生物」などがいて、彼らに脅かされながら細々と人類が生きている。そんな世界を、主人公のキリイは「ネット端末遺伝子」という遺伝子情報を手に入れるためにひたすら塔を登っていく。

まあこういうハードコア世界観なわけなのですが、さらにこの作品の特異な点は、こういった設定の解説が一切出てこないことです。マンガ主人公がよく口にする「説明口調な独り言」も一切無い。下手をすると1話中一つの台詞も無い場合もある。だから物語の設定や背景なども4巻ぐらいになってようやくわかってくる。

私がこのマンガを好む理由は、まさにこの「解説が無い」ということだ。まあ読者によっては嫌う理由にもなりうるのだけれど、作者は冒険のリアリズムを追求するためにあえてやっている、つまり作者の怠慢ではなく一種のモチーフなんじゃないかと私は思う。現実に人が冒険といえるような体験をするとすると、まずドラクエみたいなイベント世界観の解説なんてのは、当時者にはほとんど提示されないだろう。何もわからないまま行くのが冒険なのである。BLAME!は、本当の意味での冒険マンガであると解している。この徹底度に、私は惚れているのだ。

ついでに言うと、タイトルは「ブラム!」と発音する。普通は「ブレイム」だと思うのだが、おそらくフランス語の発音なのだろう。(フランス語は単語の末尾を、それ単体では基本的に発音しない)