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2009-03-019/100

[][]完全恋愛(牧薩次) 23:39 完全恋愛(牧薩次) - neppieの日記 を含むブックマーク

完全恋愛

完全恋愛

推理小説であり、時代小説であり、恋愛小説でもある。

と、聞いていた。

その3つが不可分に絡み合った傑作だ、とも。

このミス、本ミス、ともに3位に入っている。

牧薩次という名前から想像される、本当の作者を考えると、大変失礼ではあるが、出来が良くて入ったのではなく、久々の作品だから入ったのかな、と思った。

が、大きな間違いだった。これは、もう、不明を詫びるほか無い。

間違いなく傑作の部類に入る。

出てくる3つの事件、それぞれのトリックはそれ1つだけでも十分長編の核をなすことが出来るが、それを一度に惜しげもなく使っている。

しかもそのトリックを成立させるための、複線の張り方や人物の造形がすばらしい。

何より最後のどんでん返しが極めつけ。

悲恋というか男のバカさというか。

それと、最後の台詞回しは、もうね、そのテの人にとってはもう悶絶ものですよ。


しかし、まさか御年76歳にして、これだけのものを書き上げるとは、まさにおいてますます盛んなりです。

恐れ入りました。

2009-02-148/100

[]夏期限定トロピカルパフェ事件米澤穂信22:14 夏期限定トロピカルパフェ事件(米澤穂信) - neppieの日記 を含むブックマーク

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

前作の「春期限定いちごタルト事件」が、まあまあの佳作だったので、シリーズものとして買ってみようかなと。

相変わらずタイトルは甘ったるいが、中身は結構しっかりとした本格の体裁をとっているので、甘く見てかかると、すぐに足下をすくわれるだろう(それとも、俺だけか?)。

複線の張り方も上手いし、その回収もあざやか。

綺麗にまとまっている…と思いきや1点だけ気になる点が。

(以下、真相に触れるので未読の方は注意)









結局、小山内ゆきは誘拐時にどうやってメールを送ったんだ?

それって、言及されていなかったような気がしたんだが。

もう一度読み直すべきかね?

2009-02-097/100

[][]山魔の如き嗤うもの(三津田信三22:16 山魔の如き嗤うもの(三津田信三) - neppieの日記 を含むブックマーク

山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)

山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)

ジャパニーズホラーと、本格推理の融合、という言葉がしっくりくる。

作者は、現代の横溝正史たろうとしているのかもしれない。

少なくとも、この刀城言耶シリーズを読んでいると、そう思わざるを得ない。

探偵性格や言動が、どことなく金田一耕助を思わせるのも、そのせいだろうか。

2009-02-087,8/100

[][]警視庁特捜ドットジェイピー(我孫子武丸09:48 警視庁特捜班ドットジェイピー(我孫子武丸) - neppieの日記 を含むブックマーク

警視庁特捜班ドットジェイピー

警視庁特捜班ドットジェイピー

いかにも、作者らしい、スラップスティックコメディ

ミステリ的な仕掛けは特になし。

マンガ2時間ドラマにするとちょうどいい感じか。

[][]山魔の如き嗤うもの(三津田信三22:16 山魔の如き嗤うもの(三津田信三) - neppieの日記 を含むブックマーク

山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)

山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)

ジャパニーズホラーと、本格推理の融合、という言葉がしっくりくる。

作者は、現代の横溝正史たろうとしているのかもしれない。

少なくとも、この刀城言耶シリーズを読んでいると、そう思わざるを得ない。

探偵性格や言動が、どことなく金田一耕助を思わせるのも、そのせいだろうか。

2009-02-015/100

[][]蒼い月 なみだ事件簿にさようなら!(鯨統一郎22:23 蒼い月 なみだ事件簿にさようなら!(鯨統一郎) - neppieの日記 を含むブックマーク

蒼い月  なみだ事件簿にさようなら! (ノン・ノベル)

蒼い月 なみだ事件簿にさようなら! (ノン・ノベル)

タイトルにさようならと入っているとおり、シリーズの完結編でありながら、初の長編ものである。

完結編らしく、これまでのシリーズに出た登場人物が出てくるのはお約束

これまで突拍子もない行動ばかりが目立った波田煌子が、少しまともな言動が見えた気がするのは気のせいだろうか。

テンポ良くストーリーはすすむし、そもそも著者の諸作はどれもリーダビリティについては定評があるので、読了までは一気。

タイムスリップ戦国時代」のようなギャグ一辺倒も悪くはないが、やはりこういう軽妙でコミカルタッチミステリが好きだ。