2013-04-20
■ [読書][はてな100冊] 「紫式部の欲望」(はてな年間100冊読書クラブ 19/100) 

- 作者: 酒井順子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 単行本
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作者・紫式部には、こんな欲望を
抱いていたのではないか?」と想定して
書き進めている内容ですね。
才女であったことは、よく知られています。
その一方で、才女という点で
こっぴどく批判しているところなど、
うかがわせるところもあります。
そんな紫式部にとって、「思うままにならず、
欲求不満を抱えながらの宮仕え」、
「源氏物語」を書くことによって
「近江の君に対する玉蔓といった、
正統派ヒロイン達の輝きがより一層増す」というところは、
その他、「素敵な男性に連れ去られたい」
といった欲望を抱いていたのではないか?
きっとはかどったことと思います‥(^^;)
2013-04-17
■ [読書][はてな100冊] 「阪神の女房」(はてな年間100冊読書クラブ 18/100) 

- 作者: 矢野燿大
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/06/17
- メディア: 単行本
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「ドラフト1位指名」といった派手さは無かった
(=ずば抜けた才能は無かった)矢野さんが、
阪神ファンだけではなく、その他のチームのファンや
野球に関心の無い方でも、興味深く読むことが
出来るのではないでしょうか。
学生時代は「ずば抜けた存在」となるまでには至らなかったそうです。
滑り止めと予定していた高校に落ち
大学進学時には、東洋大学のセレクションに落ちたりしていますね。
矢野さんに与えた影響は大きかったそうですね。
入学となった訳ですが、恩師の下で更に実力をUPさせて、
という感じですね。非常に珍しいケースですが、
同じ恩師との「二度の出会い」が、
超えることが出来ず、伸び悩んでいました。
地道に実力をつけてきたという過程が
2013-04-14
■ [読書][はてな100冊] 「ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件」(はてな年間100冊読書クラブ 17/100) 

ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
- 作者: 楠木建
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2012/05/10
- メディア: 単行本
- 購入: 27人 クリック: 770回
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図書館で予約して、借りられるまでに
非常に長い時間がかかりました‥(^^;)
そんな「心待ちにした本」、確かに内容は読み易かったのですが、
少々期待ハズレの心持ちさえ、抱いてしまいました‥
ストーリーとして、組み立てられている」というのが、
本書の要旨、というところでしょうか。
つじつまあわせのために無理矢理作り上げた」ような
その製品の魅力が買い手側に伝わって、
- 初心者向けかも、中級者以降には物足りない内容かな‥と
ただ、その手の本を何冊も読んで
学習を深めてきた中級者以降になると、
例えば、本書に「ストーリーとしての競争戦略」が
成功した事例として取り上げられている
パソコンの「デル」や「サウスウエスト航空」の戦略については、
どこかで触れたことがあるのではないでしょうか。
取り上げられていて、これらの企業については
本書では、「優れた戦略の条件」として、
「ストーリーを成していること」はもちろんのこと、
「成功図を描いて、コンセプトとして落とし込む」
それをきっちりとした「ストーリー」(=一本の線)として
構築していくことが重要、ということでしょうか。
まぁ、考えてみれば当たり前のことではありますけど。
「ストーリー」とは、「枠組み」という感じかな、と理解しました。
また、「一般的・普遍的な経営戦略論」として仕上がっているため、
「「優れたアイディア・コンセプト」は、
どうやって生み出すべきか」」という内容については、
触れられてはいないですね‥。あくまでも、
2013-04-11
■ [読書][はてな100冊] 「コンサルティングとは何か」(はてな年間100冊読書クラブ 16/100) 

- 作者: 堀紘一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 新書
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- コンサルタント料は「考えてもらう」ことへの対価
「コンサルタント」の歴史、及びその業務などについて語った本ですね。
高いコンサルタントフィーを要求されて、
「コンサルタント、ボロ儲けだな」
コンサルタントの「知っていること」に対してお金を払うのではなく、
という著者の説明は、なるほど一理あるな、という感じですね。
「考えてもらう」ため、コンサルタントには、
「ズレ」をみつけて検証すること、
と解いているところも、なるほど一理あるなと思いました。
途中で辞めていくコンサルタントも多いそうですね。
高給とはいえ、楽ではないな、という感じですね。
本書は、上記のように「コンサルタント」について
理解が深まる箇所も多いのですが、
まぁ、「朝まで生テレビ」などの著者の態度を見ていれば、
態度がでかい人だな、ということは容易に想像出来ますけど‥(笑)
また、現職(ドリームインキュベーター)の宣伝のような
記述が見られるのも、私利私欲に走っているという感じで
頭の良い方だな、という事は実感出来るのですが、
「お付き合いはしたくない、コンサルタントして
2013-04-06
■ [読書][はてな100冊] 「マンゴスチンの恋人」(はてな年間100冊読書クラブ 15/100) 

- 作者: 遠野りりこ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/08/29
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レズビアンなど、「セクシャルマイノリティの恋愛」が
「ある編の主人公が、別の編では脇役になる」
といった感じで、登場人物は、各編によって
主従は入れ替わるものの、基本的に同じです。
そして、「最初の編での謎が、次編以降のストーリーで判別する」
全編に渡って織り込まれているところも、
なかなか面白い構成だと思いました。
主テーマの「セクシャルマイノリティ」に
共学の高校が舞台のためか、
登場人物は(基本的に)全員、
性に関しては開けっぴろげですね(笑)
全くといって良いほど無かったですね(笑)
もっとも、無かったのは「私と私の周りだけ」
に限られていたのかもしれませんが‥(^^;)
共学の高校が、本書に登場するような雰囲気を持つようならば、
娘を持つ親御さんにとっては、通わせるのが怖くなりますね‥(^^;)
「やっぱ女子高のほうが‥」という感じになりそうです。
登場人物としては、「男を寄せ付けない雰囲気のある生徒&先生」、
というところでしょうか‥(^^;)
「友人」の、援交などその行動には
少し引いてしまうところがあるのですが、
ブランド物などを買うために、援交に走る」
という動機には、悲しくもあり、
そんな感じで、「セクシャルマイノリティ」が
読むことが出来たという感じですね。
2013-04-01
■ [読書][はてな100冊] 「「新型うつ」な人々」(はてな年間100冊読書クラブ 14/100) 

- 作者: 見波利幸
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/06/16
- メディア: 新書
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- 「新型うつ」を、実際の事例を元に解説
あたっている著者が、実例を元に解説している本ですね。
という感じでしょうか。「新型うつ」とは言えども、
四十代や五十代でも発症しているケースなどが
本書では報告されていますね。
一般社員にとっては、「新型うつにならないための予防」として、
見事にこの傾向に当てはまっているため(苦笑)、
適したカウンセリングに努めること」
これを解決することが出来れば、
患者さんは自力で回復に向かうようですね。
そのようなところが、「病気ではあるような、
2013-03-29
■ [読書][はてな100冊] 「サービスはホテルに学べ」(はてな年間100冊読書クラブ 13/100) 

- 作者: 富田昭次
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/01/18
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「ホテルの、(極上の)サービス」について、解説した本ですね。
本書に出てくるような高級ホテルには、
本書に登場するサービスの事例では、
もちろんですが、サービスを受ける側のお客さんの反応も、
大きく貢献していることが理解出来ましたね。
- 「おもてなしの心」が、代々受け継がれて150年
本書では、「日光金谷ホテル」や「パークハイアット東京」など、
価値を見出せないような層は、
成り立っているのだな、と改めて実感しました。