2008-06-13こぐこぐ自転車 伊藤礼
■ こぐこぐ自転車 伊藤礼 前回読破ならずも再挑戦す

なぜか再読。結構おもしろいじゃん!前回はおもしろくないなと思っていたが、自転車が増えて6台になった話の一部が自転車依存症にや自転車入門(中公出版)にも引用され、また読んでみようか?と手に取った次第。
なるほど、味わいのある文体。諸文学を訳された著者が古希を過ぎて自転車に目覚め、ツーリングしていく。たんたんと展開されていくが、参考になることも多かった。
なぜ、前回は止めてしまったのだろう? きっと自分に興味のあるところから読めばよかったのだ。本は前から後ろへ向かって読むという教えに縛られていたから、つまらなくなったのだ。
自分に興味のあるところから読み始めると、この著者のおもしろさを堪能できた。他には?と別のところを読んでいくと、これもまた趣がある。
本の読み方っていろいろあっていいんだなと教えられた1冊であった。

- 作者: 伊藤礼
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/12/14
- メディア: 単行本
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