aullyの読書日記 このページをアンテナに追加

2008-02-03

[](011)『お金がなくても平気なフランス人お金があっても不安な日本人23:35

どうも。お金があっても不安な日本人です。

フランス生活が長く、パリ子育ても経験した著者が体感した、フランス人日本人比較文化論・金銭意識編、といったところ。

日本人は既に日常事足りるだけのものを持っていたとしてももっともっとと欲しがる国民らしい。そうは思わないけど、フランス人の無欲っぷりについて知るとそれもそうなのかも…と思わざるを得ない。あるパリのマドアゼル日本に憧れて東京留学生として訪れたときの話。

東京はものすごくエキサイティングだけど、ストレスたまる町だと思う。なにもかもが、人間の頭脳を刺激する仕組みになっているみたい。パリならばボーッとしてられるのに、この町には誘惑が多すぎるのよ。(略)買いたいものが多すぎて、自分が貧乏のような気がする。」

なるほど。アレも欲しい、コレも欲しい、と麻痺薬を日常的にかけられすぎてて自分では意識できないところにきているんだ。私たち日本人は。確かにアレもコレも持っている何かで代用できたりするし、そもそも全く不必要な場合すらある。なんで自分で手作りしたら一食300円くらいなのにたったちょっとのお惣菜に同じくらいのお金を払わなくちゃいけないのか。自分で沸かせばタダみたいなものなのに自販機お茶を買うのか。もったいないと気付きだしたら際限ない。この本を読み出してから1週間、毎日自炊してる。すごいお金減らない。

幸せな気分で節約したくなったらこの本を読めばいいと思う。節約ってガマンのはずなのにパリジェンヌになったようなお洒落な気分にすらなれる。そんな本です。

[](012)『肩ごしの恋人23:35

欲しいものは欲しい、と自分の欲求に正直に生きるるり子とそれを一歩ひいたところでよくやるわとうんざり見ているクールな萌の話。

すごいな、いきなり欲しい欲しいを連発する日本人を批判した本のあとでこのるり子。元国際線スチュワーデスという近所の主婦日本人流行好きは理解できない、フランス人は人が持っていないものを欲しがるのよ、と言われて「あらぁ、奥さん、フランス人だったんですか。ちっとも気付かなかったわ」と言ってのける。せっかく前に読んだ本でいい気分だったのにさ。こういうスイーツ(笑)生き方の誘惑にひきずり返さないで欲しいものだ。

この前米倉涼子とかが出演でドラマ化したやつだ。父が「直木賞受賞作!」という帯につられて買ってしまって中身を読んで面食らったようで、面食らった理由も忘れて私に押し付けてきた。そりゃあお父さん面食らうわ。冒頭からセックスせっくすSEXと過剰におセックスを連呼しまくるんだもの。世の中そればかりじゃないと萌も言うくせに萌もセックスしてばっかりじゃん。おかしいじゃん。ねぇ。

中身も薄いし展開も早いし分かりやすいから1日で読めてしまった。もっと面白い本をよこして欲しいものだ。お父さん。

あ、でも話題になった本を読むことには価値を感じるので、そういう意味では大変感謝しております。星1つ!

肩ごしの恋人 (集英社文庫)

肩ごしの恋人 (集英社文庫)