aullyの読書日記 このページをアンテナに追加

2008-02-03

[](012)『肩ごしの恋人23:35

欲しいものは欲しい、と自分の欲求に正直に生きるるり子とそれを一歩ひいたところでよくやるわとうんざり見ているクールな萌の話。

すごいな、いきなり欲しい欲しいを連発する日本人を批判した本のあとでこのるり子。元国際線スチュワーデスという近所の主婦日本人流行好きは理解できない、フランス人は人が持っていないものを欲しがるのよ、と言われて「あらぁ、奥さん、フランス人だったんですか。ちっとも気付かなかったわ」と言ってのける。せっかく前に読んだ本でいい気分だったのにさ。こういうスイーツ(笑)生き方の誘惑にひきずり返さないで欲しいものだ。

この前米倉涼子とかが出演でドラマ化したやつだ。父が「直木賞受賞作!」という帯につられて買ってしまって中身を読んで面食らったようで、面食らった理由も忘れて私に押し付けてきた。そりゃあお父さん面食らうわ。冒頭からセックスせっくすSEXと過剰におセックスを連呼しまくるんだもの。世の中そればかりじゃないと萌も言うくせに萌もセックスしてばっかりじゃん。おかしいじゃん。ねぇ。

中身も薄いし展開も早いし分かりやすいから1日で読めてしまった。もっと面白い本をよこして欲しいものだ。お父さん。

あ、でも話題になった本を読むことには価値を感じるので、そういう意味では大変感謝しております。星1つ!

肩ごしの恋人 (集英社文庫)

肩ごしの恋人 (集英社文庫)