aullyの読書日記 このページをアンテナに追加

2008-05-02

[](014)『中年童貞』 00:08

何の専門書だ。

「少子化は童貞問題だ」という持論を『全国童貞連合会』会長がその現状を切々と論じる本。問題提起のみで今後の展望とかない。だって会長自身童貞を脱したくて『全童連』を興したのに今も童貞なんだもん。出口が見えないのは本人なんだもん。

これも彼からの借り物なんだけど、彼からの借り物ってこうどこか一貫性があって(この本にも引用される『負けた教の信者たち』とか)、何かとりたてて新しい発見とかがあったわけではない。ただ恋愛資本主義ってどっぷり浸かりすぎてると外からの視点が持てなかったなぁと思った。

女たちは与えてもらう事を当然と思い、それに答えるべく恋愛レースに参加する男たちはあえぎながらそれに応えようとしている、というとんでもない男性差別を気付く視点を持ってないなぁと思う。だからといって恋愛資本主義から離れようとは思わないけど。だって女性優位の社会じゃない。もったいないもん。だからこの本に出てくる恋愛レース脱出論者たちがこれ以上増殖するのは女の危機だなと思う。そんなこと言わずに抱いてよ!と思う。そんな本。

電車での持ち歩きはやめましょう。タイトルが恥ずかしいです。新書なのでブックカバーもできません。

中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― (扶桑社新書)

中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― (扶桑社新書)